『命と向き合うデザイン』 

 永遠に失う刃


以前、ニーズとウォンツの話をしました。

本当につくらなければいけないモノは、
誰かに尋ねても出てきません。
それにも関わらず、
一般的に、多くの人に尋ねてつくったモノは、
「良いモノ」と考えられている節があります。

勿論、悪いモノにはならないことが多いのでしょうが、
それは「一番優れたモノ」にはなりません。


尋ねるという行為は諸刃です。
尋ねることによって、
「気付かなかったことに
気付かされる」ことはあります。
これは蓄えるという意味で
大変大きな意味があります。

また、尋ねることによって、
「気付かなかったことに
気付く機会を永遠に失う」ことになります。
これは気付くまでの過程の中で得られたはずのものも、
得る機会を失うことになります。

このブログの人気の投稿

何が違う?

『命と向き合うデザイン』 

 新・デザインについて−4

風で飛ばない秋桜