『命と向き合うデザイン』 

 “ある展示より・2”


携帯電話を使っているシーン、
パソコンを使っているシーン、
車に乗っているシーン、
想像がつきます。

注射器を使っているシーン、
注射器を使われるシーン、
聴診器を当てているシーン、
聴診器を当てられているシーン、
想像することはできます。

メスで切るシーン、
切られるシーン、
カテーテルを入れているシーン、
入れられているシーン、
医療従事者でなければ、
想像することは容易ではありません。

想像することが容易でないということは、
通常の状態ではない、
ということです。

つまり、
その状態が眼の前に広がれば、
不安に感じる可能性がある、
と言えると思います。

勿論、
医療従事者のみが目にするような場であるならば、
ハードルは下がります。
逆に言えば、
医療従事者が、
何に対して、不安を感じるか。
何に対して、安全と思えるか。
そのことを熟知する必要があります。

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