2010年2月12日金曜日

『命と向き合うデザイン』 

 読む、ということ



哲学者が書いた本を読むことの難しさから、
考えを伝える言葉の有り様を考えました。


そもそも、
書籍を読むということはどういうことなのでしょう。

「読むということは、どういうことかも何も、
 読むってことだろう」と言われそうですが。
文字を読むということは、つまり、
文字が「表しているモノ」を知覚するだけでなく、
文字によって「表されているモノ」を、
認識・理解することになります。

書籍を読むことの目的は、
表されているモノを認識・理解することです。
そのための手段として、
表しているモノを知覚=読む必要があります。

表しているモノとは、
「文字」や「音」のことであり、
表されているモノとは、
「意味」や「イメージ」のことです。

表しているモノ=signifiant
表されているモノ=signifié

signifiant - signifié

Ferdinand de Saussureが
最初に体系化しました。

signifiantは例えば、
日本語や英語のように、
所謂、言語圏によって異なります。
一方、
signifiéはsignifiantに依存せず存在します。
日本語で「犬」と言われているモノも、
英語圏では「dog」と言われているように。

これは、
ちょっとすごいことなんです。