『命と向き合うデザイン』
“羊が3匹”
ちょっと気になった漢字があったので。
そもそも、
「美」という漢字は、
なぜ、
「美しい」という意味なのでしょう。
美
例に倣って、
『漢字源』(学習研究社/藤堂明保)によると、
「美」とは、
「会意。
「羊+大」で、
形の良い大きな羊を表す。
微妙で繊細な美しさ。」
とのこと。
義・善・祥などに、
この美という文字が用いられるのは、
周人が羊を最も大切な家畜としたため、
とのこと。
何を美しいと感じ取るのか、には、
文化の違いも関係しますので、
そこは認めることにします。
美の意味がわかったところで、
冒頭で述べた、
「ちょっと気になった漢字」ですが、
凄い単語があります。
羊羹
そう、皆さんご存じ「ようかん」。
小豆を煮て固めた甘い和菓子です。
この単語、なんと、
羊さんが3匹も!
周人にとっては、
そんなに凄いモノだったのでしょうか、
羊羹は。
と考えていたら、
そもそも、羊って「匹」?
「羊が一匹、羊が二匹・・・ぐぅ。。。」で
お馴染みですが、
なんとなく、サイズ的に、
「頭」のような気がしてきます。
しかし、
調べてみてびっくり。
「頭」:牛の頭を見て数えた
「匹」:馬の尻を見て数えた
対象物に依存していたわけではなく、
頭なのかお尻なのかで分かれていたなんて。
ということから、
どちらでも良いようです。
羊羹が何故3匹の羊さんなのかは、
色々なWebsiteに載っているようです。
諸説あるようですが、
何れも元々は羊を使ったお料理だったようです。
オチも何もありませんが、
羊羹という漢字にびっくりという件でした。