『命と向き合うデザイン』
typography
typographyとは、
type + -graphyです。
typeの語源はimpressionです。
impressとはin + presserでto press。
一方、
-graphyはwitingを語源に持ち、
writeの語源にはdrawがあります。
つまり、
「描いて印象づけること」、
それがtypographyです。
graphic design全般を表現しているように思われますが、
graphic designでは、
この言語は特に、
「活字を配置することで表現する技法」、
を表す言葉として用いられます。
それは、
typeの持つ言葉の意味にあります。
文章を作成するための機器を、
一般的にtypewriterと呼びました。
これは、
type(to press:押して)して、
write(書く)するという意味です。
typewriter以前から、
活字を描くためには、
typeすることが必要でした。
(活版印刷しかり)
ここから、
typeの意味として、
「活字」が含まれるようになりました。
typographyが生まれたのは、
まさにこの活版印刷の歴史と
時を同じくしています。