2010年1月5日火曜日

『命と向き合うデザイン』 

 最高の観測者



本論に戻ります。
こちらが途中になっていた内容です。

目的と手段がすり替わるとき、
デザインは単なる自己満足になります。

以前、「自分がつくりたいからつくる」という思いが、
重要ですと言いました。
でも、それは勿論、
自己満足を実現せよという意味ではありません。

手段が目的になってしまった時、
デザインは単なる、
自己満足=思い込み、になります。
デザインは、思い遣りです。

報われるための努力、
自己満足のためのデザインモドキ=思い込み、
これらの袋小路に至らないために必要なことは、
「つくり手としての自己」と、
「つかい手としての自己」を、
常に共生させながらデザインを行うことです。

つくり手としての自己=主観
つかい手としての自己=客観

一見すると「つかい手としての自己」も
主観に見えるかも知れません。
しかし、
自分がつくり手である時、
同時に、
自己をつかい手として存在させることができれば、
最高の観測者=客観にできるのです。