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5月, 2015の投稿を表示しています

『memorandum』     

 Archimedes' screw

Archimedes' screwアルキメディアン・スクリュー というものがあります。 モノ、というよりも、原理があります。 そのまんまの意味ですが、 アルキメデスが考えたスクリューのことです。 アルキメデス、というと、 アルキメデスの原理を思い出しますが、 他にもたくさんのことを明らかにした人です。 そんな人が考えたスクリュー。 インターネットで検索すればすぐに出てきますが、 最初にこういうことを考える、と同時に、 それにどんな価値があるかを見出す、 こともとても大切だと思います 今までにないモノを創ることの難しさ、 今までにないモノを認めることの難しさ、 その双方があって、 初めて新しいモノが日の目を見ます。

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 読書

今回のタイトル、 「読んだり書いたり」という意味での、 「読書」です。 あれ?「読書」ってどんな意味だっけ? というゲシュタルト崩壊を起こしてしまいました。 もちろん、 「書物を読むこと」ですね。 しかしながら、これは、良い言葉かもしれないなと。 「読書」 読んだ内容を書き留めておくこと、 とても大切だと思うわけです。 人間は、意外と一度でも目を通したことは、 頭のどこかに引っかかっているようで、 1か0の判断はちゃんとつくものです。 そこからもう一歩。 1を100に、1000に、10000に、と変えていくためには、 読書=読んだ内容を書き留めていおくこと、 を忘れないようにしたいものです。

『Consilience Design』   

 p

personal person ME: from OFr. persone, from L. persona 'actor's mask, character in a play', later 'human being'. private ME: from L. privatus ‘withdrawn from public life’, a use of the past part. of privare ‘bereave, deprive’, from privus ‘single, individual’. public ME: from OFr., from L. publicus, blend of puplicus 'of the poeple' and pubes 'adult'.

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 ceramic

日本語では陶磁器やガラスを含む言葉として、 窯業製品と訳すべきところかも知れませんが、 一般的に「セラミックス」と呼ばれています。 問題はその英訳、と言いますか、 言語の領域設定が問題です。 英和辞書で見てみてると、 "ceramic"は、 「窯業、陶磁、セラミックス;窯業製品、陶磁器、セラミック」 つまり、陶磁器はセラミックス? では、陶器は?磁器は?ガラス器は? ということで、今度は逆引きです。 「陶磁器」 "china and porcelain; pottery; ceramics." 「陶器」 "earthenware; <a piece of> china; chinaware; ceramics; crockery; pottery" 「磁器」 "porcelain" 「ガラス器」 "glassware" どうやら、陶磁器と陶器の辺りが問題のようです。 そこで、今度は更に逆引きで、 共通している英訳"ceramics"を見てみます。 "ceramic" C19: from Gk keramikos, from keramos 'pottery' "pottery" ME: from OFr. poterie, from potier 'a potter' "pot" OE pott, prob. reinforced in ME by OFr. pot; of unknown ultimate origin. ceramicは元々potteryということで、 potteryへ。 potteryは元々potterということで、 そちらにいってみると、 "a person who makes ceramic ware." つまり、セラミック製品をつくる人。 既に、「右」を調べたら「左の逆」と載っているような状態です。 そして、最後のp

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 Thinking

考え込んではいけない。 Idea ↓ Thinking ↓ Design 最後まで走り切る。

『memorandum』     

 hashtag

ちょっとした会話から、 hashtagとはそもそも何か? と思い、まとめることにしました。 SNSをよくお使いの方はご存じの通り、 「#design」や、 「#デザイン」などのように使用し、 TwitterやfacebookといったSNS内を検索するためのモノです。 歴史などは色々なところにまとまっているので良いとして、 「#」という記号に着目してみました。 起源は古代ローマ時代、とのこと。 ラテン語の"Libra Pondo"という、 「重さを表す言葉」の略称、 "lb"から来ているそうです。 単位記号を示すためにlbの上に横棒が加わり、 少しずつ変化していったそうです。 やがて、 重さを表す場面と、 ナンバーを表す場面で使われるようになります。 そのころ、キーボードにも登場したとのこと。 その後、 世の中の電話が、 ダイヤル式からプッシュホン式になります。 従来のダイヤル式よりも、様々なサービスを提供できるように、 ということで、ボタンを追加することになりました。 上述のように、キーボードに登録されていた、 つまり、 コンピュータが識別可能、という理由から、 「*」と 「#」が加わることになりました。 加わることのなっても、 しばらくはマニュアルに名前は載っていなかったそうです。 やがて、 "octothorpe"という名前が与えられるようになりますが、 今となっては、 「ハッシュマーク」という方が一般的になっているようです。

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 bridge

ヴァイオリンなどの弦楽器のパーツの一つに、 「駒」があります。 英語では"Bridge"と呼ばれています。 和楽器では三味線や琴などに用いられています。 駒の方も気になるのですが、 今回は"bridge"の方です。 いつものように語源はなんだろうと思って調べてみると、 OE brycg, of Gmc origin. となんともシンプルな表記が。 ゲルマン語派の古英語の"brycg"だよ、ということで、 普通ならココで終わるのですが、 ちょっと気になって調べてみると、 Wiktionaryに在りました、たんまりと。 以下です。 From Middle English brigge, from Old English brycġ (“bridge”), from Proto-Germanic *brugjō, *brugjǭ (“bridge”), from Proto-Indo-European *bʰerw-, *bʰrēw- (“wooden flooring, decking, bridge”). Cognate with Scots brig, brigg, breeg (“bridge”), Saterland Frisian Brääch (“bridge”), West Frisian brêge (“bridge”), Dutch brug (“bridge”), German Brücke (“bridge”), Danish bro (“bridge”) and brygge (“wharf”), Icelandic brú (“bridge”) and brygga (“pier”), Gaulish bríva (“bridge”), Old Church Slavonic бръвъно (brŭvŭno, “beam”) and Russian бревно́ (brevnó, “log”). The verb is from Middle English briggen, from Old English brycġian (“to bridge, make a causeway, pave”), derived from the no

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 菌に対する(英)

人間が菌に対抗するための言葉を、 英語で考えてみましょう。 二つ見つかりました。 sterilize 殺菌・滅菌 disinfect 消毒・殺菌 除菌・抗菌・・・? 抗菌に関してはantibacterialという言葉が一応ありますが、 除菌は、sterilizeかdisinfectのどちらかに含まれそうな話しです。 日本語では、それぞれの言葉に対して、 あんなに言葉を並べ立てて説明されていたのに、 どうも英語では様子が違います。 "sterilize"の意味は、 deprive of the ability to produce offspring by removing or blocking the sex organs. とのこと。 菌はどこに出てくるの?!と聞きたくなるような文章です。 つまり、英語の場合は、 菌が持っている繁殖力の恐ろしさを取り上げ、 それに対抗する、という言葉になったのでしょうか。 一方、"disinfect"の意味は、 make clearn and free from infection, especially by the use a chemical disinfectant. とのこと。 こちらの方がまだ菌に対して、という印象がありますが、 disinfectの説明にdisinfectantが入って良いのか、 という疑問がわきます。 前者は、ミクロな視点で、 後者は、マクロな視点で菌を捉えている、 と言えるかも知れません。

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 Bacterium & Virus

"Bacterium"(pl. bacteria) C19: mod. L., from Gk bakterion, dimin. of bakteria 'rod, cane' (because the first ones to be discovered were rod-shaped). "Virus" ME (denoting snake venom): from L. , lit. 'slimy liquid, poison' C19とMEということは、 ウイルスの方が、数百年も早く生まれた言葉、ということです。 C19: 1800~1899 ME: 1150~1500 Old Modern English 興味深いのはどちらもその見た目を表している、 という点です。 特に、細菌の方は、最初に発見された形状から、 「小さな杖」を意味する、とのこと。 そのサイズの物体を見る技術と、 言葉の誕生が密接に関係しています。

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 細菌とウイルス

細菌"bacillus" 「原核生物に属する単細胞の微生物。  幅0.1~3.0マイクロメートルで、  球状・桿状・螺旋状などを呈する。  細胞壁・細胞膜で囲まれた細胞質内には  膜で囲まれた核や小器官を欠き、  種類により莢膜・鞭毛・線毛を持つ。  二分裂を繰り返して増殖し、一部のものは芽胞(胞子)をつくる。  無機物の酸化によりエネルギーを得る化学独立栄養菌と  有機物を栄養源とする化学従属栄養菌とがあり、  生態系の中で物質循環に重要な役割を果たすほか、  ある種のものは動植物に寄生して病原性を示す。  黴菌。バクテリア。」 ウイルス"virus" 「遺伝情報を荷う核酸(DNAまたはRNA)と  それを囲む蛋白殻(カプシド)から成る微粒子。  蛋白・脂肪・糖質を含む外被(エンベロープ)を持つものもある。  大きさ20~300ナノメートル。  それぞれのウイルスに特異な宿主細胞に寄生し、  その蛋白合成やエネルギーを利用して増殖し、  それに伴い細胞障害・細胞増殖あるいは宿主生物に  種々の疾病を起こす。  宿主と種類により  動物ウイルス・  植物ウイルス・  昆虫ウイルス・  細菌ウイルス(バクテリアファージ)に大別。  人や動植物の病原体。  濾過性病原体。バイラス。ビールス。」 細菌 ウイルス 核酸 DNAとRNA DNAまたはRNA 増殖条件 単独 他の細胞内 大きさ 0.1~3.0マイクロメートル 20~300ナノメートル 治療法 抗生物質 -

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 菌に対する

菌に対抗する言葉を整理する。 消毒とは、 「病原菌を殺し感染を防止すること。  焼却・  煮沸・  日光・  紫外線・  蒸気・  薬物などによる。」 意味としては「減菌」というものが合っているかも知れない。 文字通り、対象の菌を害のない程度まで減らすことである。 殺菌とは、 「細菌などの病原体を死滅させること。  煮沸・  殺菌剤・  紫外線などを用いる。」 ただし、その程度や対象を含まない概念であるため、 有効性に対する保証がない言葉である。 除菌とは、 「細菌を取り除くこと。」 これも程度や対象を含まない概念で、菌を減らすことである。 滅菌とは、 「無菌状態をつくり出すこと。  熱・  薬品などによる。」 対象に存在している微生物およびウイルスを全て死滅または取り除くこと。 抗菌とは、 「細菌の繁殖を抑制すること。」 これも程度や対象を含まずに、菌の増殖を妨げること。 重要なことは、 対象と程度の組合せを間違えてはいけないということ。 人体にし対して、滅菌を行えば、 それは人体の細胞おも殺すことを意味する。 逆に、口に含むモノを殺菌だけすれば良いのか、といえば、 それもまた問題がある表現となる。

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 Anonymous Design

"anonymous"とは、 "nameless"のことだそうです。 anonymous = anonumos + -ous  = an- + onoma anonumos = an- + onoma an- = without onoma = name ”The Concise Oxford Dictionary & Thesaurus“によれば、 "not identified by name"。 つまり、名前による身元確認ができない、という意味です。 これは、逆に言えば、 名前による身元確認の必要性がない、 ということもできるのではないでしょうか。 名前がなぜ必要なのか、という問いにつながっていきます。

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 Gemeinschaft

私の出身地は山形県です。 その中の上山市、という小さな市に、 実家があります。 血縁に基づく家族、 地域に基づく村落、 友愛に基づく都市、などが、 Ferdinand Tönniesによって考えられた共同社会です。 Gemeinschaftとは、ゲマインシャフト、 共同社会とも訳される概念です。 デザインとゲマインシャフトの関係は、 モノづくり、という考えに戻ってみれば、 その雰囲気を感じ取ることができるように思います。 多くのモノは、必要があって生み出されます。 例えば、 その場所で使われる。 その人が使う。 その関係の中で意味を持つ、など、 ある共同社会の中において、必要性を持って生み出されます。 刃物を使う必要がないのに、 刃物はつくられません。 この「使う」には、販売することも含まれます。 場所なり人なり関係性なり、 元々はそういったモノとの関わりの中で生まれてきたモノ。 それを忘れてはいけないのだと感じます。

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 柳宗理覚書

・Unconscious Beauty(アンコンシャス・ビューティー)  →無意識の美 ・Anonymous Design(アノニマスデザイン)  →匿名性のデザイン ・Gemeinschaft(ゲマインシャフト)  →共同体 このブログの中で何度も触れていることですが、 言葉の「訳(=signifiant)」が持っている意味は、 それほどありません。 大切なことは、 その言葉が与えられた意味、 にあります。 その言葉によって、 「意味されていること(=signifié)」は何なのか、 それを理解することが重要です。

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 巨と微・maとmi

もう数年前になりますが、 ミクロとマクロについて考えたことがありました。 ミクロな視点とマクロな視点、 モノをつくっていく時にはそのバランスが重要です。 デザインでも、イベントでも、プロジェクトでも、 リーダーにとって大切なことは、 一番大きな全体像と、 一番小さな細部の、 両方を見る力です。 その中間にあるものを見ることができる人は、 結構いるものですし、 ともすれば、よく見えるだけに、 その中間が大事だと勘違いしてしまいます。 常に考える事は、 巨視的な視点と微視的な視点を持ち続けること。 そして、 それらは常に、 最も巨な部分と、 最も微な部分を見つめることです。 これが思いの外難しく、 大変です。

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 セルロースと医療

ガーゼはセルロースでできている、 というお話しからちょっと発展させて、 セルロースと医療の関係を見てみます。 ・セルロース誘導体を用いた医療用ゲル材料 ・セルローススポンジ ・透析用セルロースチューブ ・機能性セルロース次元材料 ・ナノテクノロジーにおけるセルロース ・セルロース長繊維不織布 ・バクテリアセルロース ・・・ ちょっと調べてみただけで、実にたくさんの項目がヒットします。 医療を再生医療としても非常にたくさんの項目が。 何かのデザインをやっていく場合、 ミクロな視点とマクロな視点、 のバランスが必要に感じます。 セルロースと一言で言ってみても、 微細な世界から、極めて巨大な世界まで、 様々です。 また、化学の世界、だけの事ではありません。 自分の手の中に収まるモノ、 として考えてみたいと思います。

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 Gaze

Gazeとはガーゼ。医療用語ということで、ドイツ語です。 「目を粗く織った柔らかい綿布。  多くは完全消毒を施して医療用とする。  精製綿紗。」 以前、当ゼミの学生が介護用の衣服を考えたことがありました。 その時に調べた情報に依れば、 パレスチナ自治区の飛び地ガザ地区の中心都市である、 ガザ・Gazaでつくられる織物が用いられたことから、 この名前になったとのこと。 このGazaから、 古フランス語"gaze"が生まれました。 これは「絹・絹の薄い布」という意味だったそうです。 綿布とは、綿糸で織った布のことです。 綿糸とは、木綿糸のこと。 木綿糸とは、綿かを紡いだ糸のこと。 木綿とは英語では"cotton"。 ワタの種子に付いている白くて柔らかい綿毛です。 一般的に衣服などに用いられています。 そして、その主成分とは、 セルロースです。

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 四苦八苦

四苦八苦の四苦とは、 「生・老・病・死」のことです。 仏教用語として学びました。 そこに、さらに四つの苦が加わって八苦になります。 愛別離苦 怨憎会苦 求不得苦 五蘊盛苦 「苦」とは「思うようにならないこと」とのことです。

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 回向

「回向」という言葉、 知ってはいましたが、意味を考えたことはありませんでした。 自ら修めた功徳を自らの悟りのために、 または他者の利益のためにめぐらすこと。 廻向とも書いて、 元々のサンスクリット語(梵語)では、 Pariṇāmanā(パリナーマナー) と言うそうです。 本来、功徳を積む、つまり良い行いをすることは、 自分のため、と考えますが、 仏教にある「一切皆空」の考えによって、 自らの善行は他者へ振りまくことができることになるそうです。

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 修証義

曹洞宗でよまれるお経のことです。 古語ではありますが、 「修」とは実践修行、 経典は、全5章3704文字から成り立ち、 開祖道元禅師の主著「正法眼蔵」を中心に引用し、 明治23年に編纂されたとのことです。 日本語によるわかりやすい経典です。 「証」とは悟り、 「義」とは意義という意味とのことで、 曹洞宗の教えが体系的にまとめられています。

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 法要

ことばの意味を正しく理解し、 人に説明する、ということは、 なんと難しいことでしょうか。 法要、法事などとも言います。 よく、この日は法事がある、などと使われたりしますし、 実際に「法事」というイベントがありますので、 法事がある、法事が行われる、という使い方には、 間違いはありません。 しかし、では、法事・法要とは何か? と問われた時、正確に応える自信はありません。 辞書に依れば、 ・法義の枢要。教法の肝要。 ・法会。法事。 一つ目の意味、既に私の中では???という印象です。 私の中での法事とは、 亡くなった方の供養の一つ。 亡くなってから数年間毎にお経を上げてもらう。 そんな印象でした。 ところが実際は「法義の枢要。教法の肝要。」、 つまり、「仏教における最も大切なこと。仏の教えの非常に大切なこと。」 と訳すことができます。 つまり、亡くなられた方のためにお経をあげることが重要なのではなく、 その中に含まれている教え、そのモノのことを、 元々は指していた言葉でした。 それが時の流れの中で次第に変化し、 結果的には行為を説明する言葉になってしまったように感じます。 形骸化、ということなのでしょう。 なんとももったいない話しです。

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 正しい日本語?

辞書に載っている言葉は、 編集者に依って、決められています。 記載されている内容も然りです。 そうなってくると、 「正しい日本語」とは何なのか、 という問題が生じるように感じます。 中学高校で学習した、 古語、 と呼ばれるものを、 現代社会で用いれば違和感があります。 間違っている、とは言い切れませんが、 現代語ではない、とは言えそうです。 では、その現代語、とはいつからのもので、 恒久的なものかと言えば、そうではない、ということになります。 だって、辞書の内容が変わっていくわけですから。 以前は、「全然〜〜〜ない」という表現が正しかったわけですが、 現在ではそうではありません。 漢字の読みにしても、 「重複」を「ちょうふく」と読む人がどれだけいるでしょう。 「食すことができる」ということを「食べられる」と言える人が、 どれだけいるでしょう。 はたまた、 「確信犯」の意味を 「道徳的・宗教的または政治的確信に基づいて行われる犯罪。  思想犯・政治犯・国事犯などに見られる」と 知っている人がどれだけいるでしょう。 正しさとは何なのか、を考えた場合、 テストで○をもらえる正解を知っていることに、 意味があるのだろうか、と疑問に思えてきます。

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 惟喬親王

惟喬親王(コレタカシンノウ)のお話しを聞きました。 惟喬親王 844年〜897年 文徳天皇の第一王子。 母は紀名虎の女静子。 大宰帥、常陸・上野太守。 第四王子惟仁親王(後の清和天皇)の外戚藤原良房の力が強く、 皇位継承はならなかった。 剃髪して小野の里(山城国愛宕郡)に隠棲し、 小野宮という。 木地師の間では伝承ではその祖とされる。 伝承なども相まって、 まだ整理が仕切れておりませんが、 第一王子であったにも関わらず、 当時の摂政関白である、藤原良房に依って、 皇位を得られず、 今で言うところの滋賀県東近江市に落ち延びて行った、 とのこと。 問題はそこからです。 どうやら、極めて賢しい人だったらしく、 巻物をくるくるしているところから、 轆轤を発明したとのこと。 滋賀県の山深い地において、 轆轤を発明したことから、お椀などの生産技術が格段に向上。 その結果、木地師の地位を高めることに貢献した、 というのが大本の流れのようです。 福井において、 初めて漆の文化に触れることができました。 実家、山形にもあるにも関わらず。。。 実家では普通に「権之助塗(ごんのすけぬり)」のお皿を使っていました。 そもそも、漆器において、 中の木地をつくる人と、 外を塗る人が 異なる、ということも、 福井で学びました。 今日、聞いた、惟喬親王。 そんな木地や漆器との関わりを調べてまとめておきたいと思います。