『自己を見つめるデザイン』
パターンの蓄積
最初は行き当たりばったりでつくっていても、 しばらくその状態が続くと、 ちょっと様子が変わってきます。 どう変わるか。 これは勿論、今だから客観視できることですが、 つくりためていく中で、 いくつかのパターンが、 頭、または見えるカタチで目の前に、 できてくるのです。 最も単純でわかりやすいことを例にとれば、 正方形の折り紙を斜めに折ると、 直角三角形になる。 誰でも知っていることです。 当たり前のことです。 それを少し発展させると、 斜めに二回折ると、 袋状にしてつぶすことができます。 (なんとなく想像がつきますでしょうか) 割り箸鉄砲で言うなら、 日本の割り箸の間に、 斜めに輪ゴムをかければ十字架にできます。 そのかけ方のバランスをかえれば 角度をつけることができます。 先に切り込みをつければ、 輪ゴムを引っかけることができます。 そんな風に、一つ一つは単純なコトですが、 そういったことが、 頭や目の前に パターンとして蓄積されるコトになります。